選手と監督のギャップ

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選手時代の監督像

選手時代、監督がどんなことをしていたのかあまり理解していなかった。

監督のイメージといえば、高校時代では部活動の指導に熱心な顧問の先生であり、

大学の監督で言えば、元全日本チャンピオンなど、華々しいキャリアでカリスマ性に優れた指導者であった。

それが地方の実業団チームの監督はというと、練習にもあまり顔をださない(仕事が忙しいらしい。)

キャリアも・・・昔は強かった・・・らしい・・・

家では妻子供に虐げられ、現役選手からはシカトされ、そんな冴えないイメージをもっていた。

自分が選手時代は選手がチームの中心であり、選手が活躍するからこそ会社が認めてくてれているという、なんとも選手ファーストな考えしかもっていなかった。

監督になって気づいた選手とのギャップ

もちろん、監督をリスペクトしていなかったわけではないが実際なってみるとあまりの忙しさに腰を抜かす。

「監督は練習に来て、選手を指導するもの」そんな監督のイメージを持っていた私はチームを背負ってきたものの偉大さを感じた。

選手時代には気づかなかったがチーム内外の連携がこんなにも多く、それのほとんど全ての事象の判断を求められることの重大さに初めて気付かされた。

選手時代の私のイメージとはかけ離れていた。これが私の仕事なのだ。

一見すると、そんなのチームで分担すればいいじゃないかと思われることもあるだろう。

簡単そうに見えて実に難しい。

人に仕事を頼むこと。

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